2021.02.18(木) & 03.04(木) BDTI&昭和女子大学執行役員研修、WEB会議形式で開催します!

 


2021年、BDTIは昭和女子大学キャリアカレッジ(SWU)と共催し、役員・執行役員研修を開催します。「2日間にわたって受講したい」、「ダイバーシティとインクルージョン」も視野に学びたい、という方に最適なコースです。

コーポレートガバナンス・コード(CGC)の提唱者であるニコラス・ベネシュを初め、各分野の専門家が講師となり、取締役や監査役(役員)に必要な基本的知識を身につけて頂くための一日研修です。CGC【原則4-14】コンプライアンスの第一歩として最適です。また、執行役(員)・部長など役員を目指す方々にとっても、この知識は不可欠なものです。実例を参考にしたケーススタディ、少人数制で活気あるディスカッションが「国際ガバナンス塾」の特色です!現実世界で役立つヒントを持ち帰りましょう !お申込みいただいた方には、eラーニングコース「会社法」「金商法」「コーポレート・ガバナンス(基礎・実践編の2コース)」の6ヶ月使用権が付与されます。予習・復習にご活用いただけます。

また、「国際ガバナンス塾」修了者は、役員バンクに登録できます。社外役員候補者のスキルセット情報を格納する役員バンクは、適任者を探す企業やエージェントにとって有益な情報源となります。

お申し込みこちらから

SWU・BDTI役員・執行役員研修の概要
対象 取締役・執行役員・部長、男女問いません
定員 15名未満
会期 2日間(13:00~18:15)※2日目は2~3週間後の開催となります。
受講料 一般¥100,000 、BDTI賛助会員は¥60,000(両方、税込)
注:(1) 開催日2週間前からのキャンセルはキャンセル料20,000円をお支払いいただきます。
 (2) 開催に必要な申込数に足りない場合はキャンセルとなる場合があります。その際、お支払い頂いた参加費は全額返金いたします。
 (3) 自然災害及びそれに準ずる事態による中断・中止の場合、参加料をお返しできない事もあります。
場所 2021年2月18日(木)&3月4日(木)は皆さまの安全を考慮し、当面はWEB形式での開催となります
講義内容1日目
研修目的の明確化
  • 受講者の自己紹介・課題意識の共有
コーポレート・ガバナンスの基礎知識と取締役および取締役の役割
  • 受講者の課題意識の共有
  • ガバナンスとは(「経営」との違い)?なぜガバナンスが必要か?
  • 企業を取り巻く環境変化とガバナンスの新しい挑戦課題
  • 役員の役割
  • 企業風土の改革の難しさとトップの行動の重要性
  • 「役員力」、役員としての論理、ベスト・プラクティス
財務諸表の基礎知識と読み方
  • 財務諸表の読み方:企業戦略と数値を結び付けて考える
  • 数字や勘定項目の裏を見極める
  • 企業価値評価と資本コスト
  • 粉飾決算実例の分析:実際の有価証券報告書を使用したミニケース
金商法にもとづく取締役の責任
  • なぜ金商法を知るべきなのか?
  • 役員・従業員にとってのリーガルリスクと会社のリスク
  • 企業をと取り巻く環境変化とガバナンスの新しい挑戦課題
  • 虚偽記載事件の例
  • 役員としての留意点
講義内容2日目
会社法の基礎知識と取締役の責任
  • 取締役会に関わる会社法のルールと実務
  • 取締役の義務と責任
  • 株主代表訴訟、経営判断の原則
  • 不祥事の実例を素材に、「もし自分がその場にいたら、どうすべきか?」
  • 企業不祥事を起こさないためのポイント
  • 実務上の工夫について討論
ケース・スタディ
  • グローバルカンパニーとしての優位性とガバナンスの関係
  • 不正会計
  • 海外不祥事
  • 内紛劇
ダイバーシティ& インクルージョン
  • 女性・外国人などダイバーシティの意味、メリット
  • メリットを取り入れるために何が必要か
  • ダイバーシティがイノベーションを生む原理
研修のまとめとQ&A
  • 研修全体に関する質疑応答
  • 研修に対するフィードバックでの「今後の行動」の確認
法律面の知識のみにとどまらずに、激しく変化し国際化するビジネス環境を踏まえてガバナンスに必要な広範な分野の知識習得を目指します。また、毎回少人数で開催し、講義に加えケース・スタディで他の受講生と意見交換して互いに学び合うといったインタラクティブなコースとなっています。※当日の講義には最新の動向を盛り込むため、一部内容を変更させていただく場合があります。予めご了承ください。

『国際ガバナンス塾』役員研修コースとは別に、会社役員育成機構が提供するeラーニングコース「会社法」「金商法」「コーポレート・ガバナンス」では知っておくべき基礎知識を効率的に学習できます。(a)講師別、各コース別(b)すべてのコースを受講できる人数無制限パッケージ等をお選び頂けます。

SWU・BDTI「国際ガバナンス塾」 お申し込みこちらから
講師陣
ニコラス・ベネシュBDTI代表理事 米国スタンフォード大学政治学学士号取得後、米国カリフォルニア大学(UCLA)で法律博士号・経営学修士号を取得。旧J.P.モルガンにて11年間勤務。米国カリフォルニア州及びニューヨーク州における弁護士資格、ロンドンと東京で証券外務員資格取得。現在、在日米国商工会議所(ACCJ)の理事兼成長戦略タスクフォース座長を務める。2010年より、法務省と法制審議会会社法部会に対し会社法改正に対して意見を提供している金融庁主催コーポレートガバナンス連絡会議に所属する。これまでに、在日米国商工会議所理事、同対日直接投資タスクフォース座長、内閣府対日直接投資会議専門部会の外国人特別委員、株式会社アルプスの取締役、スキャンダル後の株式会社LDH(旧名ライブドア)、株式会社セシール、イマジカグループ(証券コード:6879)の社外取締役を歴任した。現在、アドバンテスト社(証券コード:6857)の独立社外取締役を務める。その他、JTP代表取締役として数多くのM&Aアドバイザリーを務めた経験を有する。2013年より、日本の成長戦略の一環として金融庁主導のコーポレートガバナンス・コードの策定構想を提案し助言を行う。「コーポレートガバナンス・コードの提案者から企業へのアドバイス」「コーポレートガバナンス・コードが効果を発揮するために」「上場企業が目指すべきベスト・プラクティスの行動基準を」
大杉謙一BDTI代表理事、中央大学法科大学院教授 東京大学法学部卒業、東京都立大学法学部助教授を経て現職に至る。コーポレート・ガバナンス、ベンチャー企業法が主な研究・活動分野である。経済産業省企業統治研究会、コーポレート・ガバナンス・システムに関する研究会、内閣府経済社会総合研究所M&A研究会等の委員を務める。著書には「会社法(第3版共著有斐閣2015)」、「ケースブック会社法(第5版共著弘文堂2015)」、「他人事(ひとごと)ではない、コーポレート・ガバナンス」「会社法で企業不祥事を防げるか」「コーポレート・ガバナンスの収斂と、その背景」法律時報84巻10号(2012年)「取締役会の監督機能の強化(上)(下)社外取締役・監査役制度など」商事法務1941号・1942号(2011年)がある。
市川佐知子田辺総合法律事務所パートナー弁護士、BDTI監事 東京大学法学部を卒業後、第一勧業銀行(当時)に入行。弁護士登録後、田辺総合法律事務所において勤務弁護士として稼動し、企業側労働法を専門分野とする。米国ジョージタウン大学法科大学院で履修後LLMを取得、その後ニューヨーク州弁護士資格を取得する。同事務所に戻り、複数の有価証券報告書虚偽記載損害賠償事件の被告側代理人を務め、不十分な内部統制が企業に与える甚大な影響と、事件発覚後に必要な取締役会のリーダーシップについて知見を有する。米国公認会計士資格取得。現在、良品計画株式会社社外監査役も務める。
野間幹晴一橋大学大学院経営管理研究科教授 1997年一橋大学商学部卒業、2002年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了,博士(商学)取得。横浜市立大学商学部専任講師を経て、現職に至る。2010年より2011年までコロンビア大学フルブライト研究員。著書には「日本企業のバリュエーション―資本市場における経営行動分析」(中野誠と共著、中央経済社、2009年)、「コーポレート・ファイナンス入門」(本多俊毅と共著、共立出版、2005年)がある。経済産業省「企業報告ラボ」座長、同「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト委員、同「ベンチャー投資等に係る制度検討会」座長。2016年よりバンダイナムコホールディングス社外取締役。日本会計研究学会学会賞、証券アナリストジャーナル賞を受賞。
熊平美香昭和女子大学キャリアカレッジ学院長・一般財団法人クマヒラセキュリティ財団代表理事 ハーバード大学経営大学院MBA取得後、金融機関金庫設備の熊平製作所・取締役経営企画室長などを務めたのち、日本マクドナルド創業者・藤田田に弟子入りし、新規事業立ち上げや人材教育の事業に携わる。独立後、株式会社エイテッククマヒラを設立。GEの「学習する組織」のリーダー養成プログラム開発者と協働し、学習する組織論に基づくリーダーシップ、チームビルディング、組織開発を軸にコンサルティング活動を開始。昭和女子大学ダイバーシティ推進機構キャリアカレッジでは、会員企業40社の女性活躍推進、働き方改革の支援を行う。クマヒラセキュリティ財団代表理事、NPOラーニングフォーオール理事、未来教育会議代表なども務め、教育改革の促進、社会起業家の育成、教育格差是正など幅広い分野で活動。2015年株式会社ライフルと共働し21世紀学び研究所を設立し、企業と共にニッポンの「学ぶ力」を育てる取り組みを開始。同研究所では、経済産業省が2018年に改定した社会人基礎力の中に、リフレクションを盛り込む提案を行った。文部科学省国立大学法人評価委員会委員、経済産業省未来の教室とEdTech研究会委員、放送大学学園評価委員会委員、青山ビジネススクール評議委員会委員、ハーバード・ビジネススクール・グローバルアドバイザリーボードメンバー等を務める。
上田昌孝BDTI理事 1975年成蹊高校卒業、1979年一橋大学経済学部卒業後、三菱銀行入行。1983 年から17年間、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルで勤務。個人カードビジネス担当バイスプレジデント、グローバル・ネットワークサービス日本/韓国地区担当責任者などの職務を担当した。2000年にAIGグループの通販保険会社アメリカンホーム保険会社に移り、2001年より会長兼CEO。2007年には、ライブドアが事件直前に買収した株式会社セシールのガバナンス再構築およびビジネス再建を委嘱され、同社会長兼CEOに就任。最終的には2013年、株式会社ディノスとの統合に導き、合併会社である株式会社ディノス・セシール取締役会長に就任。2015年6月~2016年6月同社相談役。
上記に加え、ING銀行顧問(2007~2008年)、香川大学客員教授(2010~2014年)、香川大学非常勤講師(2015年~2016年3月)、株式会社アルマード代表取締役(1998~2014年)、賽詩麗(上海)有限公司董事長(2009~2015年)、子供向け職業体験施設Kidzaniaを運営するKCJ GROUPのアドバイザー(2014年~2019年)などを歴任。現在は、公益社団法人会社役員育成機構(BDTI)理事(2014年6月~)、日本マクドナルドホールディングス株式会社【2702】社外取締役(2016年3月2 / 2 ~)、株式会社東日本銀行社外取締役(2018年6月~)、株式会社光通信【9435】顧問(2016年10月~)、株式会社スカラ【4845】顧問(2017年7月~)、株式会社ウェーブ相談役、株式会社MoriX相談役、特定非営利活動法人日本卵殻膜推進協会理事長、国立大学法人香川大学非常勤講師、一般社団法人日本ゴルフツアー機構専務理事などを務める。