2021.11.25 無料ウェビナー「 実効的対話の本質と形態」

  投資家サイドと事業会社との間で行うエンゲージメントは、それが重要であることを今更繰り返す必要がない程に浸透していますし、その実施には多くの時間とリソースが費やされています。しかし、双方が満足できる対話の実現は少ないのも事実ではないでしょうか。ありきたりの質問、表面的な回答、時間がとられる割には充足感がなく、その後の対話段階に繋がる発展性、究極的な企業価値の向上に繋がる建設性が見えづらい。

投資家サイドは事業会社を十分研究分析し、その上で行う質問や意見交換を事業会社の中枢に届けたいと考えています。事業会社の方も、投資家の声に耳を傾け、資金調達や企業の方向性決定に役立てたいと考えています。しかし、そのためには事業会社のIR担当者と年に数時間面談するという方法は効率的ではないかもしれません。

本ウェビナーでは、ひびき・パース・アドバイザーズの清水雄也氏、ラザード・アセット・マネージメントのスコット・アンダーソン氏をお迎えし、書面を使った対話方式をご紹介します。質問項目を書面にすれば、ファンドは核心をついた情報収集ができ、事業会社の作業も無駄が省けます。また書面を読めば、ファンドがどれ程真剣に事業会社を研究分析しているかは一目瞭然であり、応じる事業会社もメリハリをつけられます。

コーポレートガバナンス・コード、スチュワードシップコードが目指す建設的な対話はIR担当者のところで止まってしまうべきではありません。投資家サイドの声が書面となっていれば、IR部門から取締役会への情報連携も容易となり、取締役会は当社を真剣に研究分析する投資家の声を参考にしながら、戦略議論を進めることができます。講師のお三方に、BDTIの代表理事ニック・ベネシュを交え、建設的な対話の本質や形態についてパネルディスカッション方式で議論します。

【開催日時】  2021年月11日25(木)15:30 –18:00 (2時間30分)

参加方法】  ZOOMビデオ会議形式(実名を伏せたい方は、表示名を匿名、参加などへ変更してください)

【参加費】   無料

定員】     100名

【タイムテーブル】15:20 ログイン・スタンバイ
                         15:30- 15:35 (5分) MC市川 佐知子氏挨拶
                         15:35- 15:50 (15分) BDTI代表理事ニコラス・ベネシュによるBDTI & ウェビナーのご紹介
                         15:50-16:15 (25分) 清水 雄也氏プレゼンテーション
                         16:15-16:50 (35分) Scott Anderson氏 & 福田 智美氏プレゼンテーション
                         16:50-17:00 (10分)休憩
                         17:00-18:00 (60分)パネルディスカッション/Q&A
                         18:00 終了

【開催方法】インターネットでウェビナー形式 ① 以下のボタンをクリックして2021.11.25【無料】ウェビナーのセミナーへ申し込む ② お申込み確認後、BDTIよりアクセス先URL、IDなどの詳細についてご連絡します ※何等かの質問、ダウンロードなどお困りごとなどがあれば info@bdti.or.jp までお気軽にご連絡ください。

【参加費】 無料 ※本セミナーへのご受講は事前のお申込みが必要となります。(11/22) 12:00時までにお手続きください。)

【お申込方法】無料お申込みは以下のボタンをクリックしてください。

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【スピーカー・パネリスト紹介】

清水 雄也氏 : ひびき・パース・アドバイザーズ 代表取締役社長 | 投資責任者慶應義塾大学経済学部卒、ロンドンビジネススクール、ファイナンス修士号取得。15年以上にわたり、ムーア・ストラテジック・バリュー・パートナーズ、あすかアセットマネジメント、ダルトン・インベストメンツグループ、OTSキャピタルにて不良債権、不動産、未公開株式、日本及びアジアの株式などの広範囲の投資業務に携わる。ダルトン・インベストメンツでは東京助言子会社(ダルトン・アドバイザリー株式会社)の社長を2009年から2014年まで務める。同時期にJ-REITへのエンゲージメント投資戦略を開始、その後数年の投資期間中に200%以上のリターンの実績を上げる。また、投資先であり、マネジメントバイアウトにて非公開化されたサンテレホン株式会社の社外取締役を2年間務めた。2015年にシンガポールにてひびき・パース・アドバイザーズを創業、CIOに就任し現在に至る。

スコット・アンダーソン氏:ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント㈱ ディレクター、ポートフォリオ・マネージャー | アナリストミネソタ大学にて政治学およびスペイン語のBA、ジョージタウン大学スクール・オブ・フォーリン・サービスにてインターナショナル・ファイナンスのMSFSを取得。A.T. カーニーおよびワシントンD.C.の米州開発銀行にてコンサルタントとして勤務。1998年にニューヨークのノムラ・IBJ・グローバル・インベストメント・アドバイザーズ・インクに入社して以来、運用業界に従事。ノムラ・ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー・アメリカおよび野村アセットマネジメント株式会社にてシニア・マネージャーとして勤務した後、ラッセル・インベストメントの東京オフィスに入社。日本株式のリサーチヘッドとして、日本株式市場のリサーチを主導。2016年ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント㈱入社。日本語とスペイン語に堪能。CFA協会認定証券アナリスト。
現在、ラザード・ジャパン・アセット・マネージメントにて中小型のファンドを運営するポートフォリオ・マネージャー。投資戦略はファンダメンタルズとESGの融合、特に日本企業のガバナンスの改善と向上に焦点を当てる。財務情報と非財務情報を丁寧に分析し、企業の資本構造の本質的な意義を考え企業とエンゲージメント対話を行い企業価値向上を実現する。またラザードのグローバルESGチームとも密に連携を行っている。

福田 智美氏:ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント㈱ ヴァイス・プレジデント | シニア・リサーチ・アナリスト慶應義塾大学にて経済学のBAを取得。現在、法政大学大学院政策創造研究科CSVサステナビリティ経営プログラムにてESG(環境・社会・ガバナンス)経営研究の修士号を取得中。2001年より運用業界に従事。ラザード入社前は、三菱証券(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)市場商品本部フィックストインカムグループにて国債・地方債・社債業務を担当。その後みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)グローバルコーポレート部門にてアジア・インフラ・タスクフォースメンバーとしてアジアおよび国内の企業リサーチ業務を担当。2010年ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント㈱入社。英語に堪能。
シニア・リサーチ・アナリストとしてファンダメンタルズ分析・ESG分析の両面から企業調査・分析を行う。日経統合報告書アワード審査員。日本経営倫理学会、日本マネジメント学会、金融SDGs研究会に所属。研究活動実績:「女性社外取締役が企業の価値向上に果たす役割と効果に関する研究」日本経営倫理学会年次発表大会・「評価される統合報告書-企業の長期的価値に基づく投資判断の重要性-」日本経営倫理学会ESG投資SDGs研究部会・「ビジネスと人権-国連ラギ―レポートとサステナビリティ経営-」法政大学大学院シンポジウムパネリスト など。

ニコラス・ベネシュ:BDTI 代表理事
米国スタンフォード大学政治学学士号取得後、米国カリフォルニア大学(UCLA)で法律博士号・経営学修士号を取得。旧J.P.モルガンにて11年間勤務。米国カリフォルニア州及びニューヨーク州における弁護士資格、ロンドンと東京で証券外務員資格取得。現在、在日米国商工会議所(ACCJ)の理事兼成長戦略タスクフォース座長を務める。2010年より、法務省と法制審議会会社法部会に対し会社法改正に対して意見を提供している金融庁主催コーポレートガバナンス連絡会議に所属する。これまでに、在日米国商工会議所理事、同対日直接投資タスクフォース座長、内閣府対日直接投資会 議専門部会の外国人特別委員、株式会社アルプスの取締役、スキャンダル後の株式会社LDH(旧名ライブドア)、株式会社セシール、イマジカグループ(証券コード:6879)の社外取締役を歴任した。その他、JTP代表取締役として数多くのM&Aアドバイザリーを務めた経験を有する。現在、アドバンテスト社(証券コード:6857)の独立社外取締役を務める。2013年より、日本の成長戦略の一環として金融庁主導のコーポレートガバナンス・コードの策定構想を提案し助言を行う。

【司会】
市川 佐知子:BDTI監事、田辺総合法律事務所弁護士
東京大学法学部卒業。ジョージタウン大学ローセンターLLM取得。第一東京弁護士会・ニューヨーク州弁護士登録。米国公認会計士資格を有し、不正会計事件の危機管理、訴訟対応を得意とする。SASB FSA Credential Holders Group Japanのメンバーであり、SASB基準に詳しい。現在、東京エレクトロン株式会社社外取締役、オリンパス株式会社社外取締役、公益財団法人ソニー教育財団評議員を務める。  

お問い合わせは公益社団法人会社役員育成機構(BDTI)の事務局までお願い致します。
TEL: 03-6432-2337 FAX: 03-6432-2338
Email: info@bdti.or.jp
Web: https://bdti.or.jp/