財務諸表に不慣れな方の「ファイナンス塾」

現在、東京証券取引所が掲げる「資本コストや株価を意識した経営」の推進により、企業にはPBR(株価純資産倍率)向上のプレッシャーが高まっています。加えて、投資家の期待の高まりやアクティビストの台頭により、取締役および執行役員にはファイナンスの基礎的素養が不可欠な時代となっています。

しかし、日本企業の取締役は、他の主要国と比べて財務・会計に関する知識が十分でないと指摘されています。こうした状況を踏まえ、株式会社CFO Room代表取締役社長の清水将浩氏を講師に迎え、財務に自信がない方を対象とした全6回のファイナンス研修「ファイナンス塾」を開催いたします。
財務の基礎から実務への応用まで、しっかりと学べる構成です。取締役や執行役員としての力を高めたい皆さまのご参加をお待ちしております。

実施方法:対面(ハイブリッド)形式とオンライン形式を組み合わせて実施いたします。遠方にお住まいの方やご多忙な方でも無理なくご参加いただけます。
会場にお越しいただけない場合でも、オンラインにてハイブリッド形式でのご参加が可能です。万一、全ての回へのご出席が難しい場合でも、欠席された回は録画配信をご視聴いただけます(※原則として4回以上のご出席をお願いいたします)。

概要
日時:

12:00~14:00(各2時間)
※前期/後期と年2回開催しております

第一回 10月29日(水) 対面(あるいは オンライン)
第二回 11月12日(水) オンライン
第三回 12月10日(水) オンライン
第四回 2026年1月14日(水) 対面(あるいは オンライン)
第五回 2026年2月13日(金) オンライン
第六回 2026年3月11日(水) 対面(あるいは オンライン)

対象者:
ファイナンスに自信のない方
財務諸表の分析に不慣れな方
CFOの役割がよく分からない方
弁護士、学者、エンジニア、営業、人事、商品開発出身の方
子会社から本社に異動した執行役員など
定員:
最大20名
受講料:
一般価格:210,000円(税込み)
法人会員価格:147,000円(税込み)
会場:

Cicom Brainsラーニング・センター会議室
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7F
https://www.cicombrains.com/about/access.html

【オンラインの回】
ZOOMビデオ会議形式。
各講義約1週間前にBDTIよりアクセス先URL、IDなどの詳細についてご連絡します 。

備考:
全6回のうち4回以上ご出席いただいた方へは修了証をお渡しいたします。

お申込みはこちらから:

教材および講義内容

事前に『会計クイズを解くだけで財務3表が分かる世界一楽しい決算の読み方【実践編】』を購入し、Chapter 0を読んでください。Chapter 0を読み、財務三表の用語に不安を覚えた方は同本の【基礎編】を追加でご購入ください。講義で教科書を使用しますが、毎回お配りする資料を使って講義は進めていきます。BDTIの他の講座同様、Q&Aを含めたインターラクティブなセッションになっています。

講師陣

BDTIファイナンス塾講師清水

清水 将浩 株式会社CFO Room 代表取締役社長

1988年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。J.P.モルガン証券会社入社。2001年、同社 株式資本市場部長マネージング・ディレクター。2004年、ファーストリテイリング入社。2005年、同社 グループ事業開発部長。2006年、同社子会社 株式会社キャビン出向 執行役員管理本部長。2010年、株式会社ドミノ・ピザジャパン入社 執行役員 CFO。2016年、同社 取締役執行役員 CFO。2017年、株式会社マクロミル入社 執行役グローバル CFO。2018年、同社 執行役副社長グローバル CFO。2021年、CFO Room 創業。投資ファンド、スタートアップなどの顧客にプロジェクト型財務アドバイスを提供している。2024年、パイオニア株式会社取締役、株式会社ベネッセホールディングス取締役に就任。

受講者の感想

キャリア初期に受けたかった研修で、大変実りあるものでした。 財務諸表を読み解く新たな視点と言語を養うことが出来ました。この研修は法律アドバイザリー、ガバメントアフェアーズやコーポレート・ガバナンスなどのプロフェッショナル・サービス業に携わる方々にお勧めします。 各セッションでは他の受講生とのディスカッションも非常に有意義で、毎回とても楽しみでした。
今まで有価証券報告書をじっくり読むことがなく、取締役会の四半期決算報告の説明を受けていたので、後悔しています。もっと早くにこのコースを受講していれば、効果的な質問がもっとできたと思います。受講中からは、質問が自分で言うのもなんですが鋭くなったと思います。
これまでファイナンスに関することは何度も様々な本を読み、本を読んだ直後はわかった気になっても、結局は腹落ちしない状態が続いていました。この講座を受講して、どういうポイント・観点で数字を見たらいいのか、どうして今特定の概念の重要性がさかんにいわれているのかが、受講前よりは明らかに理解できました。
具体例を用いて、実際の現実と数字の兼ね合いを説明するだけでなく、どうしてそうなっているのか、どうやってそれを見抜くのかをご説明いただきました。さらに、社外取締役として「どのように質問すべき」「どのような観点で見るべき」というアドバイスは貴重です。知識としてではなく、明日から役に立つ講座としてお勧めします。
女性の社外取締役はガバナンスコードや取締役会の多様性に関する期待が寄せられることが多いが、ファイナンスのようなベーシックな知識がないことによって自信が持てなかったり引け目を感じることが多いのではと感じているので、ファイナンス研修はとても有益だと感じました
有価証券報告書等の見方、投資家の考え方、社外取締役の役割等、学ぶことが大変多かった