BDTI役員研修「ケーヅ・ロールプレイ」

「ケース・ロールプレイ」役員研修

BDTIが実際に起きた事件をモチーフに設計した、ケーススタディに基づき参加者がロールプレイをする役員研修です。是非ご参加いただき、自身の取締役としての実力を試し、役員会における力学の理解を深めて下さい。

ケーススタディの内容

フィクションケース1:人権アクティビストからの手紙

被服製造販売を営むユニウェアに、人権侵害が取り沙汰される新疆ウイグル綿が使われているとして、人権アクティビストから手紙が届きました。ユニウェアからの返信をどのようなものにするか、取締役会で議論しましょう。

ITシステム構築を行うSIerである佐治ソフトでは、9.28%の株式を保有するアクティビストファンドから取締役2名選出の株主提案がありました。定時株主総会ではこの提案は否決されましたがかなりの高得票率でした。その後のフリーディスカッション会で議論しましょう。
フィクションケース3:プロ経営者の突然の更迭

住宅外壁や内装建材の製造・販売を行うリブリルグループでは、創業家が招聘しこれから中計を実行するはずのプロ経営者が突然辞めるということになり、取締役会に動議が出されました。取締役会で議論しましょう。

公的資金未返済の個人向けリテール銀行である新京銀行に、まさかの敵対的TOBが開始されました。新京銀行の取締役会には、TOBに関する意見表明を株主に提供する義務があります。賛成か、反対か、取締役会で議論しましょう。

概要
対象者:

社外取締役、社内取締役、取締役会の事務局の方
※受講条件として、「ガバナンス塾」「社外取塾」の事前の受講は必須ではございませんが、
相当の知識をお持ちの方のご参加をお願い申し上げます。

定員:
最大15名
時間:
9:00~17:00
受講料:
一般価格:95,000円(税込み)
法人会員価格:66,500円(税込み)
会場:

Cicom Brainsラーニング・センター会議室
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7F
https://www.cicombrains.com/about/access.html

講師陣

ニコラス・ベネシュ BDTI業務執行理事

米国スタンフォード大学政治学学士号取得後、米国カリフォルニア大学(UCLA)で法律博士号・経営学修士号を取得。J.P.モルガンにて11年間勤務後、M&Aアドバイザリー業務に特化する株式会社ジェイ・ティ・ピーを創設した。米国カリフォルニア州及びニューヨーク州における弁護士資格、ロンドンと東京で証券外務員資格取得。2010年より、法務省と法制審議会会社法部会に対し会社法改正に対して意見を提供している金融庁主催コーポレートガバナンス連絡会議に所属する。これまでに、在日米国商工会議所理事、同対日直接投資タスクフォース座長、内閣府対日直接投資会議専門部会の外国人特別委員、株式会社アルプスの取締役、スキャンダル後の株式会社LDH(旧名ライブドア)、株式会社セシール、イマジカグループ(証券コード:6879)の社外取締役を歴任した。現在、アドバンテスト社(証券コード:6857)の独立社外取締役を務める。2013年より、日本の成長戦略の一環として金融庁主導のコーポレートガバナンス・コードの策定構想を提案し助言を行う。「コーポレートガバナンス・コードの提案者から企業へのアドバイス」「コーポレートガバナンス・コードが効果を発揮するために」「上場企業が目指すべきベスト・プラクティスの行動基準を」

BDTI講師市川佐知子

市川 佐知子 田辺総合法律事務所パートナー弁護士

東京大学法学部卒業。ジョージタウン大学ローセンターLLM取得。第一東京弁護士会・ニューヨーク州弁護士登録。米国公認会計士資格を有し、不正会計事件の危機管理、訴訟対応を得意とする。第一東京弁護士会労働法制委員会外国法部会では副部会長としてビジネスと人権に関する研究を牽引する。SASB FSA Credential Holdersであり、GRI LaborAdvisory GroupおよびEconomic Impact Working Groupのメンバーを務めるなど、サステナビリティ開示基準に詳しい。現在、東京エレクトロン株式会社社外取締役、オリンパス株式会社社外取締役、アズビル株式会社社外取締役、公益財団法人ソニー教育財団理事を務める。自身の経験を生かし、BDTIが実施する各種役員研修では講師を務め、証券詐欺訴訟関連のリスク、委員会設置会社の実務、サステナビリティトピックと取締役会の関係について、議論をリードする。

受講者の感想

自分とは違う考えの人にあたる可能性があるため、さまざまな角度で、何度も資料を読み直し、この人だったらこうするだろうとシミュレーションができたこと。 いつも役員会に参加していても自分の考えをどううまく社長や執行に伝えるのかを工夫していましたが、他の社外取の人や監査役のことまでは考えていなかったので、このやり方で今後の取締役会の準備を使用と思いました。
ケースディスカッションで味わえない当事者感覚があります。インパクトが強くて、気づきも多いです。
ロールプレイを通じこれまで実際に経験したことのない世界をリアリティをもって体験できたこと。
本番さながらのロールプレイであった。参加メンバーの質も高く、よく準備され、議論がリアルそのもの。会議の運営や役割なども演じるというより、実践としての議論ができた。