ベイリー・ギフォードは業界をリードする英国の独立系投資運用会社です。2016年3月31日時点で、当社は日本の株式に2.2兆円を投じています。 私たちは1960年代から日本に投資をし、日本企業と関わりをもってきました。当時、ベイリー・ギフォードはヨーロッパの投資会社のなかでも最も早く日本市場に参入した会社の一つでした。われわれ初の日本ポートフォリオである「ジャパントラスト」は1981年に立ち上げられ、日本株式に投資するクローズドエンド型投資信託で一番歴史が長いものになります。また、小規模な企業や現金不足の企業に投資できるよう、われわれの二番目の投資信託である、「新日本」が1985年に設立されました。
日本企業へ長期投資をしているわれわれにとって、長期的な株主価値、会社、そしてステークホルダーの価値を守り、それらを高めるしっかりとしたガバナンスと実効性のある取締役会は大切なものです。われわれは、公益社団法人会社役員育成機構の活動全般、特に会社法、コーポレート・ガバナンスの理論と実務、リスク・マネジメント、財務などに関する取締役会メンバーへの研修事業を支援しています。取締役会の全てのメンバーは自分たちの法的責任とステークホルダーに対する責任を自覚すべきであると考えております。将来、われわれは投資先の全ての企業にコーポレート・ガバナンスを改善し、強化する手段として役員研修を検討することを奨励するようにいたします。