ダイバーシティ経営

3月後半、BDTI代表理事ニコラス・ベネシュが外部主催のセミナーで取締役会の多様性についてお話しさせていただく機会が続きました。質疑応答やパネル・ディスカッションでは皆様との活発な意見交換もあり、日本企業における取締役会の構成が大きく見直されそうな機運が感じられました。

ダイバーシティの利点についてはいろいろ指摘されていますが、まとめると;
※ 創造性、イノベーション、
※ 役に立つかもしれない情報、視点、考え方へのアクセス、
※ 「モノカルチャー」や「同一思考(groupthink)」では気付かない・話題にされないリスク、課題、機会を察知、などがあり、日本のように「変化を嫌う」社会では、ダイバーシティは他国と比べてより大きなメリットがある、つまり “marginal benefit of diversity”がとても大きいと言えます。

一方、ダイバーシティを取入れることによって発生するデメリットもあります。意見・視点・スタイルなどの「違い」が増えれば、それらをマネージしなければならず、経営が複雑さを増します。グローバル・スタンダードのマネジメント・スキルが求められる所以です。

取締役に必須のスキルに加えダイバーシティをマネージするスキル、さらには各企業ごとに求められるスキルをマトリックスにして自社の取締役会の構成を検討することは有効です。

自社取締役会の構成に必要なスキルセットを明確にした上で、自社にふさわしい取締役候補者を育成、選任することが求められます。

スキルセットが実効的に機能するためには役員研修が有効です。BDTIが実施しているオープン研修『国際ガバナンス塾』英語版の『Director Boot Camp』は、取締役として必要不可欠な基礎的スキルを確認するためのコースです。

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