ESGとSDGsとの関係

最近、ESG投資の話題を持ち出すと、SDGsで話しましょうと言われることが多くなった。

Environment, Social, Governanceを重視する投資と、 国連が掲げるSustainable Development Goalsとの二つは、どのような関係にあるのだろうか。識者の整理は種々あるようだが、ざっくり見るには、次で良いのではなかろうか。つまり、コーポレートガバナンス・コードができたので、Gは焦点が絞りやすくなったが、ESGのEとSは何を指すのか未だふわふわしている。その点、SDGsは開発のゴールが17個設定されているので明確であり、取り組み対象を設定しやすい。だから、ESGのGを少し横に置いて、ESを詳しくしたのがSDGsである、と。投資家と事業会社が対話するときには共通言語が必要であるが、より詳しく対話する際にSDGsが役立っている模様である。

金融庁から「金融行政とSDGs」が公表された。
https://www.fsa.go.jp/policy/sdgs/FSAStrategyforSDGs.html
ESG投資と対になるSDGsという関係だけではなく、SDGsが金融行政全体を方向づけるものとして説明されている。直接金融だけではなく、間接金融においてもSDGsが重要な基軸になるという。
「地域金融機関が顧客のニーズを捉えた付加価値の高いサービスを提供することにより、安定した顧客基盤と収益を確保する取組み(「共通価値の創造」)がより一層重要性を増しており、これは、民間企業も社会的課題解決を担う主体と位置付けるSDGsの考え方と軌を一にするもの」
地域と世界、投資と事業活動、今と将来、全体を俯瞰することができ、興味深い資料であると感じた。

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