金融庁:金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第1回)

平成29年12月11日(月)に金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」(第1回)が開催されました。
EDINETに関しての情報提供の在り方、利便性などの意見が多数出たようです。

「それから、最後、その他とさせていただいておりますが、情報通信技術の進展ですとか、あるいは国際化といったことを踏まえて、投資家のニーズに合った情報提供はどうあるべきかということについてもご指摘を頂戴しておりまして、例えば、EDINETの利便性についてのご指摘も頂戴しておりますし、英文による情報提供がまだまだ進んでいないではないかというご指摘も頂戴しております。。。。」

「またEDINETにつきましては、導入以来、15年を超えまして、情報提供のインフラとして定着してきていると考えております。一方で、EDINETによる情報提供のあり方につきましては、先ほどのような事業報告を有価証券報告書の形でも提供できるようにしてはどうかという議論をしていたり、詳細タグ付けの範囲を拡大して利便性を高める取組みは継続的に行っているわけでございますけれども、検索機能をより充実してほしいとか、縦覧期間が短いのではないかとか、あるいは、先ほどのスマートフォンなどへの対応が遅れているのではないかというようなご指摘も頂戴しておりまして、ITを活用した情報提供の利便性向上が求められている中で、EDINETがどうした役割を果たしていくべきかについてもご意見を頂戴できればと存じます。。。。」

「個別のところでいきますと、先ほどの負担軽減という観点にも関連しますが、EDINETの活用については検討の余地があるのではないかと思っております。EDINETも従前に比べるとかなり使いやすくなったと思っていますが、とはいえ、事務局の資料でもありましたように、もっと長期にわたって記録を遡れるようにしていただくですとか、あるいは、スマートフォンなどで簡単にとれるようにしていただくですとか、そういったことは必要か思います。そのうえで、企業のホームページにおいて有価証券報告書はEDINETに登録したものをそのまま載せるようなことを、もっと積極的に行ってはどうかと思っています。。。。」

「それからもう1つ、EDINETでございますけれども、これは確かに以前使い勝手が悪かったものが、どんどん使い勝手がよくなってきてはいると思います。ただ、こういう電子的な情報の開示に関しましては、やはり金融庁さんがいくら頑張っても、多分、情報ベンダーさんの提供する情報の方が使い勝手の方がいい。ただ、その情報ベンダーに対して情報を流していく上において、このEDINETの仕組みがあり、有価証券報告書がEDINETに対応して作られたりあるいは東証の決算短信がXBRLで作られるということで、情報の流通は非常に早まっているわけであります。そういった側面で、使い勝手もあるのですけれども、もう一方で、先ほどございましたけれども、法定開示の年数が決まっているわけであります。せっかくこういう電子的な時代になって、法定開示の保存年限、しかも金融庁のデータベースの中にあるべきデータの年数が紙ベースの時代の取決めで上限が決まっているのは勿体ない。これはもっと長期化する方向で見直していただく、予算の関係もあろうかと思うのですけれども、そういう議論もあってしかるべきではないかというふうに思っております。。。。」

「建設的な対話の中心的な部分が株主総会における議決権行使にあることは、疑いのないところであると思います。事務局説明資料の23ページにもございますし、田原課長からもご説明がございましたけれども、現在、法務省の法制審議会会社法制部会で議論されておりますアジェンダの1つに、株主総会関連資料の電子提供という論点がございます。その議論の中でEDINETにおいて有報、もっとも会社法上要求されている情報を含む有価証券報告書であるということが当然の前提になっておりますけれども、そのような情報を含む有価証券報告書が提出されている場合には、会社法上も電子提供があったものとするという議論がなされています。もし、EDINETを使って有価証券報告書が株主総会の開催前に開示されるということになりますと、このことは建設的な対話にとって大変に大きな進歩であると思います。。。。」

「最後に、EDINETにも絡みますが、こういうデジタルな電子情報の媒体と、ずっと紙ベースの議論が多かったと思うのですけれども、やはり電子的な情報が一般化してくる中で、それぞれのパーツパーツをどういうふうに開示していくか、それで法的な一体性をどういうふうに保っていくのか、クロスリファレンスなどの利用も含めて、こういう電子的な媒体が一般的になる中で、金商法をはじめとして、法定開示と電子開示の関連付けというものも、もし可能であれば、議論をしていただけたらなというふうに思っています。。。。」

金融庁HP:http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/disclose_wg/siryou/20171211.html
議事録:http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/disclose_wg/gijiroku/20171211.html

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