スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議(第3回)議事録

金融庁

こちらは平成27年11月24日(火)に開催されたフォローアップ会議の議事録です。この会議の資料はこのフォーラムの最後にてダウンロードできます。

「【池尾座長】それでは、定刻になりましたので、江良メンバーはまだお見えではありませんが、すぐ来られると思いますので、ただいまよりスチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議の第3回会合を開催いたしたいと思います。皆様には、ご多忙中のところ、ご参集いただきまして、まことにありがとうございます。

本日は、議事次第にありますとおり、政策保有株式をめぐる論点を議題といたします。前回、取締役会に関する議論をしていただいたのですが、もちろん、あれはあれで終わりということではなくて、そのとき出していただいた論点等の整理を事務局等でしっかりやっていただいた後で、もう一度というか、もう一度では済まないかもしれませんけれども、もう2~3回になるかもしれませんが、議論をするということで、本日はとりあえず政策保有株式をめぐる論点を議題といたします。

まず、事務局説明として、金融庁から3メガバンクの取り組み等についてご説明をいただきます。その後、引き続きまして、本日は2組のゲストをお迎えしておりまして、企業側の取組みに関連して、コニカミノルタ株式会社取締役会議長の松﨑正年様よりお話をまずいただきます。その後、投資家フォーラムの運営委員をされておりますフィデリティ投信株式会社ディレクターオブリサーチの三瓶裕喜様、それからJPモルガン・アセット・マネジメントRDP運用本部本部長チーフ・インベストメント・オフィサーの大堀龍介様のお二人から、投資家フォーラムから本年9月に公表されました「政策保有株式に関する意見」についてお話を伺いたいと考えております。

それでは早速議事に入りたいと思いますが、まず金融庁から、3メガバンクの取り組みについてご説明をお願いします。

【石田銀行第一課長】
監督局銀行第一課の石田でございます。よろしくお願いいたします。

お手元に資料1というA4の横の資料を配付させていただいてございます。「御説明資料」と表紙に印刷しているものに沿いましてご説明させていただきたいと思います。

最初のページをおめくりいただきまして、こちらは本年の7月に金融庁で公表いたしました「金融モニタリングレポート」の一部でございます。いろいろなグラフを載せてございますけれども、この3メガバンクグループは、欧米のG-SIFIsに比べまして、政策保有株式の自己資本に対する保有割合が高く、株価下落時の自己資本に及ぼす影響は無視できない状況になってございます。もうちょっと後ろのほうの4ページに過去からのグラフを載せてございますけれども、かなり以前からこの問題は課題になってきているところでございます。

1ページの右上に小さい折線グラフを載せてございますけれども、赤が3メガバンクグループの株式保有比率でございます。これは、分母がTier1資本でございまして、分子のほうが株式の保有残高、時価でございますので、この折線グラフが右にちょっと上がっていますのは、もちろん最近この時価が上がっているということが大きい要素でございますけれども、その上がっている要素を取り除いて考えてみても、この下の青い線のところが欧米G-SIFIsの株式保有比率でございまして、今申し上げたように、自己資本に対する株式保有の比率が欧米に比べましてかなり高いという状況になってございます。当然、株価下落のときには、ここの部分がまさに時価が下がるという格好で影響が出てくるということになってございます。

次の「─」でございますけれども、現状の自己資本は、自己資本そのものが、今度は右下の棒グラフでございますけれども、これは普通株式等Tier1比率ということで、点の一番左側が3メガバンクグループのCET1――普通株式等Tier1比率でございます。一番右が欧米のG-SIFIsで、そういう意味では、一番左と一番右をごらんいただきますと、遜色がないような感じでございますけれども、この真ん中の株式の評価益を除いたところで見ますと、欧米G-SIFIsに比べまして下がる、そういう株式の評価益というものが、欧米G-SIFIs並みのCET1ということでいうと、貢献しているということを見ていただけるかと思います。

皆様ご案内のように、過去、特に金融システムがいろいろあったときなどもございましたけれども、そういった際に経済・市況の悪化が株価の下落ということになりまして、これが金融機関の財務の状況にも影響を与えて、金融機能の十分な発揮を制約した、いわゆるプロシクリカリティの発生という経緯があったところでございまして、そういうこともございまして、過去、金融機関の政策保有株式を減らすということを、いろいろな対策をとりながら進めてきたという経緯がございます・・・。」

議事録全文はこちらから:
http://www.fsa.go.jp/singi/follow-up/gijiroku/20151124.html

配布資料:
資料1監督局説明資料(PDF:279KB)
資料2松﨑氏説明資料(PDF:163KB)
資料3三瓶氏、大堀氏説明資料(PDF:2,673KB)
資料3参考資料1(PDF:1,076KB)
資料3参考資料2(PDF:706KB)
意見(内田メンバー)(PDF:128KB)
意見(冨山メンバー)(PDF:192KB)

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